MAGNUMは「DOBERMAN」の2階にある覆面がコンセプトのハッテンゾーンになります。
住所 | 東京都新宿区北新宿1-2-12 貴松ビル2F |
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アクセス | 大久保駅/西武新宿駅/JR新宿駅 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | 不定休 公式サイト・SNS要確認 |
料金 | 基本料金¥1,950 UNDER27All Time ¥1,200(要証明) 平日All Time ¥1,700 土曜・日曜・祝日 All Time ¥1,800 |
公式サイト | https://kita-dober.com/ |
SNS | https://x.com/gochome_magnum |
電話番号 | 03-3368-8691 |
MAGNUM・マグナムの体験レポート
1階は、あの有名なハッテン場「DOBERMAN」。
その2階に、覆面をテーマにしたハッテンゾーンが存在する、
その名も「MAGNUM(マグナム)」。
情報は少ない。
公式Xアカウントでの投稿もストイックで、現地に行かないと全貌がわからないような空気感がある。
「覆面がルール」「光がない」「誰かわからない」
その断片的なキーワードだけが脳内で増幅されて、
まるでアンダーグラウンドな実験施設に潜入するような緊張感と興奮があった。
MAGNUMの構造と世界観
中に足を踏み入れると、まず驚くのは静けさだ。
音楽はほとんど流れていない。
低音の電子音がうっすらと鼓膜を刺激し、まるで心拍とリンクするように空間を揺らす。
照明は限界まで落とされ、床にはほのかに光るラインが導線を示している。
空間は大きく3エリアに分かれている。
- 密室ゾーン(通称:ブラックルーム)
完全個室に近いブースが並び、外からの視線は完全に遮断されている。 - 対面ベンチゾーン(通称:スローセクション)
細長いL字型のベンチが置かれ、男たちが覆面をしたまま並んで座っている。無言のまま、すれ違い、触れ合う。声を発する者はいない。 - メインフロア(通称:ノイズブロック)
一番広い空間。覆面をしたまま彷徨い歩き、静かに相手を探す。鏡張りの壁が自分自身の動きすら監視しているようだ。
いずれのゾーンにも、共通して漂っているのは匿名のエロス。
言葉がないからこそ、指先ひとつ、呼吸ひとつの意味が増幅される。
声をかける代わりに、肌に触れる。
顔が見えない分、筋肉や温度、匂いで相手を感じとる。
まるで原始的な交尾の儀式のように、セックスの感覚だけが浮かび上がる。
見るではなく感じる
20代とおぼしき男が俺の隣に立つ。
身長は180cm近く、かなりの細マッチョ。
腕に軽く触れられる。
覆面越しに表情は見えないが、視線だけでやり取りが始まる。
そのまま互いにブラックルームへと移動。
ドアを閉めた瞬間、周囲の世界が完全に断絶される。
覆面のまま、触れ合う。
手が腰にまわる。
筋肉を確かめるように撫でられ、指先が下腹部へ。
声が漏れそうになるが、MAGNUMではそれすら慎ましくあるべきだと直感する。
ここでは「誰かになる」ことが許されていない。
むしろ「何者でもない自分」として、ただ目の前の身体と向き合う。
セックスというより交感とでも言うべきか。
互いの身体がメディアになって、意思を伝え合っていく。
この感覚は、DOBERMANとはまったく違う。
肉体性は同じなのに、世界観が180度違う。
MAGNUMでは、裸の表情は要らない。
むしろ、覆うことで、心が剥き出しになる。
ブラックルームという名の深淵
MAGNUMの中でも特に異質な存在感を放つのが「ブラックルーム」だ。
暗闇のなかで覆面同士が向き合うこの空間は、
まさに匿名のエロスを極限まで高めた実験室のようなゾーン。
ドアは重く感じ、閉じると完全な密室になる。
壁も床も黒。
ほのかな灯りが壁際から漏れている程度で、相手の全貌はまず見えない。
ただ、目の前にある体温と呼吸、そして自分の心音だけが空間に響く。
この場所の最大の特徴は、「顔を見せない」だけでなく、「会話がいらない」という点だ。
視覚が奪われる分、触れ合いの意味が強くなる。
たとえば、指先で撫でられるだけで、その相手がどれほど自分を見ているかがわかる。
ゆっくりと呼吸を合わせてくる者もいれば、激しく責め立ててくる者もいる。
だが、共通しているのはそこに駆け引きはなく、純粋な接触の欲があること。
また、ルーム内には簡易的なベッドのようなものが設置されており、横になることで、より没入感が増す。
時折、外からノックが鳴り、スタッフが軽く確認にくる。
この「干渉しすぎない安心感」も、MAGNUMの設計の妙だろう。
客層について
MAGNUMの特徴的な点の一つが「年齢層の幅」と「肉体レベルの高さ」だ。
若い20代後半~30代前半のサラリーマン系が多く見られるが、40代以上の鍛えられた男性も散見される。
いわゆるガチムチ・スジ筋・精悍系が集まっている印象。
細身はいるが、いわゆるぽっちゃりやフェミニン系はほぼ見かけない。
また、明らかに筋トレ好き・ジム帰りのようなプロポーションの男性が多い。
体毛や日焼け、フェロモンの強さが自然と空気を濃くしている。
MAGNUMに来る客層は、顔ではなく体と雰囲気で勝負している。
覆面をしているからこそ、自然と選ばれるのはオーラのある人間なのかもしれない。
ルールとマナー
MAGNUMには暗黙のルールがいくつかある。
- 覆面は絶対着用(外すと注意される)
- 声を発さない(挨拶も不要)
- スマホ完全禁止(持ち込みは可能だが使用不可)
- プレイは節度を持って(無理なプレイやしつこさはNG)
覆面プレイという特性上、相手の「拒否」や「警戒」もより敏感に受け取る必要がある。
手を振りほどかれたら即座に引く、無理に追わない。
その空気を読めるかどうかが、この場での価値を決める。
欲望と再生の交差点
MAGNUMを出るとき、ふとエレベーターの鏡に映った自分の姿に驚いた。
そこには、さっきまで誰でもない誰かだったはずの自分が戻っていた。
だが、ほんの1時間前まで、俺はあの闇の中で、本当の俺をさらけ出していたのではないか。
覆面をしていたのに、むしろ素顔に近づいていた。
隠していた欲望、求めていた接触、許されなかったはずの視線。
それらすべてが、MAGNUMという空間では肯定されていた。
来場のコツと最大限に楽しむための心得
MAGNUMを最大限に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくとよい。
① 服装とボディメイクは見えないところで効く
たとえ暗闇で顔が見えなくても、「体」は見られている。
特に上半身の筋肉、シルエット、匂いなどは大きな武器になる。
軽く汗ばんだTシャツや、ジャストサイズの服を選ぶと、入り口の段階で印象を残しやすい。
また、無駄毛処理や爪の手入れ、香りのケア(香水よりも石鹸系の自然な香りが◎)も好印象を与える。
② 平日夜の来店が狙い目
週末は混雑しがちで、好みの相手と静かに過ごすのが難しい場合もある。
逆に、平日20時〜23時頃は程よい混み具合で、落ち着いた雰囲気の中、相手とじっくり向き合える。
③ 目と呼吸を使え
MAGNUMでは言葉が使えない代わりに、目線と呼吸が最大のコミュニケーションツールとなる。
見つめる、外す、また戻す。
呼吸を合わせる、ずらす。
そのリズムだけで誘いや拒絶が伝わるのだ。
初心者ほど、無理に触るよりも、ゆっくりと目で誘う練習から入ると良い。
④ 覆面の中でも素顔であれ
最後に。
MAGNUMは隠す場所であると同時に、本当の自分と向き合う場所でもある。
表情を見せなくても、あなたの心は確実に見られている。
演技ではなく、本気の体温でぶつかることで、MAGNUMはただのハッテン場ではなく、「出会い直しの空間」に変わるのだ。
MAGNUMとは何か?
MAGNUMは、「匿名」と「匿名性の裏にあるリアル」を行き来する、非常に中毒性の高い場所だ。
・顔を見せない代わりに、本能でつながること
・名前を持たない代わりに、肉体で語ること
・誰かであろうとする自分を捨てて、感じるだけの存在になること
それは、ある意味で欲望の瞑想に近い。
思考を手放し、触れることだけに集中する。
現代社会の中で役割を生きる男たちにとって、MAGNUMは一種の「反社会的セラピー空間」とも言えるのかもしれない。