BOILER ROOMは、新宿2丁目にある脱ぎ系ゲイバー・ハッテンバーです。
DARKエリアやクラブエリア、フェティッシュイベントを定期開催し、隣にあるハッテンバー・D‑Lightとも併設・共用されることが多いです。
バーでファーストドリンクを頼んだあとは、隣のDARKエリアに移動することが可能です。
クラブ音楽が流れる空間では、週末ごとにBUFFシリーズなどのフェティッシュ・イベント(レザー、ラバー、レスラー風衣装など)を開催。
深夜までファンやリピーターで賑わいます 。
住所 | 東京都新宿区新宿2-7-3 ヴェラハイツ新宿御苑B1 |
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アクセス | 新宿三丁目駅 新宿御苑前駅 |
営業時間 | 平日19:00-2:00金曜、土曜20:00-5:00日曜17:00-2:00 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 通常料金2,000円 20代割1,500円(1ドリンク付き) |
SNS | |
電話番号 | 080-1260-1919 |
BOILER ROOM・ボイラールームの体験レポート
🚪平日夜の訪問
ある平日夜訪れましたが、毛布のように包み込む湿度とクラブミュージックの低音が迎えてくれます。
扉が開くと、真っ暗に近い室内でフロア中央にあるソファ―(「注目される」場所)がぽつんと浮かび上がるように光っているのが見えました 。
「飲んでヤレる」暗黙のお誘い、といった重く密な空気に、自然と体温が上昇します。
平日につき人数は多くないものの、すでに何人かがソファや暗室へと分散していました。
空間の硬質さと反面の気遣い
店内は飲み物置き場が少なく、ドリンクは手に持ちっぱなし。
狭いレイアウト故に、人同士が密着しやすいのですが、不思議と「肌と肌」の距離への気配りが自然発生しています。
スタッフから「暗くて慣れないかも?」と声をかけてもらい、DARKエリアへの軽い導入がありました。
足を踏み入れると、限られた視界のなかで体温のみが頼り。
檻の中を手探りで歩くような、緊張と期待の入り混じった感覚がありました。
DARKルームと肉体のスリル
夜も深まり、ストロボは落ち、暗室を尋ねる人が増え出します。
ここでは視覚が奪われるため、濃密な呼吸・衣服越しの触れ合いで世界が形づくられます。
たとえば「突然肩に触れられ、それが相手の薄笑いとともに背筋を走る」といった小さな刹那さえ、記憶に強く刻まれました。
空間&システムを俯瞰する
狭さとネットワーク感
狭さが生む密度感は強烈ですが、その代わり称賛されるのが「自然な距離感を互いに守る思いやり」な文化。
狭小空間だからこそ、知らぬ者同士でも、なにかしらの共感から交流が生まれます。
イベント・チケット制のメリット
定期的に開催されているイベントのチケットは、値段は少し高いですが、ドリンク1杯や飲み放題付きがあり、初参加でも参加しやすいシステム。
プレミアムウィスキーのハイボールを片手に、夜通し「クラブ×ハッテン」体験ができるのは、新宿2丁目他エリアにはない魅力です。
BOILER ROOMとD‑Lightの相互補完構造
BOILER ROOMはD‑Lightと物理的につながっており、イベント時にはその連携が前面に出ます。
たとえば「BUFFレザーの怪人」といったハロウィンイベントでは両フロアが使われ、ダンスショー・暗室体験・交流が同時並行で体験できます。
こんな人に向いている/向いていない
向いてる人 | 向いてない人 |
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フェティッシュやコスプレ志向のゲイ男性 | 初心者で身体距離に抵抗のある人 |
クラブ的盛り上がりを求める人 | 狭さ/暗さに疲れやすい人 |
ドリンクと非言語でコミュニケートしたい人 | ステージ性を好まない人 |
BOILER ROOMは、「クラブ × ハッテンバー × フェティッシュ」の三拍子が揃ったアンダーグラウンド空間。
店内に入った瞬間から身体と音が同期し、裸に近い自分を投影できるリアル体験が待っています。
音楽、衣装、暗室の感触と人の体温を含む濃密な夜。
そこにこそ、2丁目ハッテンバー文化のエッセンスがあります。
✅ D‑Light vs BOILER ROOM:比較表
項目 | D‑Light(ディライト) | BOILER ROOM(ボイラールーム) |
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主なジャンル | ハッテンバー(ライト寄り) | ハッテン×フェティッシュ×クラブ空間 |
雰囲気 | 明るめ・クリーン・初訪向け | 暗め・密閉・中上級者向け |
空間構成 | ソファ席中心・照明あり | 暗室・狭い通路・赤や青の照明 |
クラブ要素 | 少なめ(音楽BGM止まり) | 大音量クラブミュージックあり(イベント中心) |
暗室の有無 | イベント時に仮設的(簡易カーテンなど) | 常設。しかも濃密(視界ゼロレベル) |
客層 | 20代後半〜40代、初心者や観光客も多い | 30代〜50代、フェチ系・筋肉質・コアな人が多い |
イベント | 会話系、マッチング系が中心 | BUFF(レザー・レスラー・Fetish)系がメイン |
ドレスコード | ほぼなし(自由) | イベント時はレザーやレスラー、下着推奨あり |
言語対応・観光対応 | 英語メニューや外国人来店多い | 英語対応ありだが、ローカル常連が多め |
初心者の入りやすさ | 非常に高い(バー感覚で入れる) | 低め(慣れていないと雰囲気に呑まれる可能性あり) |
印象的な点 | ソファでの自然なマッチングと距離感の演出 | 暗室内のスリル/音楽と身体が融合する異世界感) |
🔍 詳細な比較解説
🌟 雰囲気と初訪のしやすさ
- D‑Lightは清潔感のあるバースペースが主体で、「お酒を飲みながら自然に出会う」スタイル。照明も比較的明るく、初心者や観光客も安心できる空気感があります。
- 一方、BOILER ROOMは「照明は暗く、音は重く、服は少なく」な空間。圧迫感や距離の近さに緊張を覚える人も多く、初訪なら事前に情報収集をしたほうが◎。
🧑🤝🧑 出会いの距離感
- D‑Lightは「座って話してから」「視線とグラス越しに」など、ステップを踏む出会いが多いです。
- 対してBOILER ROOMでは「視線で合図→体にタッチ→暗室へ」という即物的な動線が成立しやすく、非言語のやり取りが圧倒的に支配的。
🎭 イベント性とコンセプト
- D‑Lightは「ミックスナイト」「初心者ナイト」など、会話や雰囲気を重視したイベント設計が多め。
- BOILER ROOMは「BUFF」シリーズに象徴されるように、フェティッシュや衣装で役割や属性をまとう演出が強め。ゲイカルチャーのサブジャンルに興味がある人に特に刺さります。
🍸 料金とシステム
- D‑Lightはシンプルで安価。チャージ+ドリンク代だけで長時間滞在可能。
- BOILER ROOMはイベント時は前売りチケット+1ドリンク or 飲み放題とやや高めだが、体験価値が高く、非日常を味わえます。
💡 どちらに向いてる?
性格・目的 | オススメの店 |
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初心者、静かに話したい | ✅ D‑Light |
海外からの観光で安心したい | ✅ D‑Light |
身体的なコンタクトを試したい | ✅ BOILER ROOM |
クラブ的な音・非言語の熱気を求める | ✅ BOILER ROOM |
フェティッシュ(レザー・ラバー)文化が好き | ✅ BOILER ROOM |
🎯 一言
BOILER ROOMは「夜の自分を大胆にさらけ出す場所」。
D‑Lightは「昼の自分を静かに脱ぐ場所」。
隣接する2店舗ながら、空気感も出会いのプロトコルも異なります。
「まずD‑Lightで雰囲気をつかんでからBOILER ROOMに挑戦する」という流れも非常にオススメです!
📌 BOILER ROOMの初心者の方へ
ドリンク進行による制御が大事。
会話なしでも身体は正直です。
初めての場合は「ソファ周辺で様子を見つつ、慣れること」から入るのが◎
暗室では無言の圧が強いこともあるので、声か意思表示ができる準備を。