「福岡でゲイビーチはどこ?」
と福岡のゲイに聞くと、新宮海岸の名前が多く挙がります。
新宮海岸は、他の海岸と違い数kmも延々と続いている砂浜があり、海の家から波打ち際まで50mという広さがあります。
砂浜はかなり平坦で、シーズンになると海水浴客やマリンスポーツをする人で賑わっています。
海岸に行く方法は、市営地下鉄に乗るだけで交通の便もよく、海の家に飲み物や食べ物も販売しているので困ることもありません。
ハッテンビーチは、海の家からはかなり離れていますが、そのエリアになると六尺や競パン姿の人など多くのゲイが集まります。
ハッテン行為はビーチの後ろの茂みで行われることが多いですが、最近は大胆なハッテン行為は減少しつつあります。
住所 | 〒811-0112 福岡県糟屋郡新宮町 |
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体験談:ハッテンバナビからのレポート
新宮海岸とは?――福岡の東端に潜むゲイたちのハッテンビーチ
福岡県糟屋郡新宮町に位置する「新宮海岸」。
一見すると、ごく普通のファミリー向け海水浴場。
だが、夏になるとゲイから突如、熱い視線が集まりはじめる。
そう、九州における数少ない「ゲイ海岸」として、新宮海岸はその名を馳せているのだ。
特に週末の午後、太陽が高くなった頃から、
明らかに「海水浴じゃない目的の男たち」が、ひとり、またひとりと現れる。
水着は…というと、競パン派もいれば、なぜか六尺褌の勇者もチラホラ目撃。
ノンケに紛れつつも、筋肉と肌色の情報を収集している者たちがいる。
それがこの海岸の裏の顔である。
新宮海岸へのアクセス方法
🚆電車でのアクセス
- JR鹿児島本線「福工大前駅」で下車
- 徒歩約15〜20分ほどで海岸到着(途中、国道3号を横断)
駅から海に向かうまでの道は住宅街と自動車道。
途中に目立った案内板はなく、初訪問だとやや不安になるが、進み続ければ海風が答えをくれる。
🚗車の場合
- 福岡市内中心部から車で約30分
- 駐車場は海岸公園側に有料パーキングあり(夏場は混雑注意)
車組は装備もバッチリ。
日除けテントや小型クーラーボックスを持参するあたりに、海岸経験値の高さがにじむ。
🏖ゲイが集まるハッテンビーチへの道のり
そして、新宮海岸のメインエリア(海の家やシャワー施設が集中する場所)から、ゲイたちの集まるハッテンビーチまでは、海岸線を南側へ、草むらを突っ切るように5〜10分ほど進まなければならない。
途中には目印も案内もない。
ただ、何となく同じ方向に歩くソロの男たちの気配と、妙に人がいないゾーン。
木陰と雑草が増え始め、急にパラソルの数が減る。
この微妙な距離の移動が、すでに選別されし者の通過儀礼のようなものである。
草むらと砂の合間を縫いながら進み、「あ、ここか」と気づく頃には、すでに別世界の入口に立っているのだ。
新宮海岸の雰囲気
平日はのどかなファミリーと釣り人がちらほら。
週末になると、潮の流れが変わる。
競パン、タンクトップ、謎に日焼け済の裸族。
明らかに「泳ぐ気のない男たち」が集まり始める。
砂浜の広さと微妙な目線のやり取り。
直射日光の中で、男たちが互いをスキャンし、目をそらすようでいてまた見る。
この場の暗黙のルールは「話しかけるな、見ろ、でも自然に」だ。
競パンと六尺の現場感
- 競パン:メジャー派。NIKEやarenaなどブランド派と、黒や紺のシンプル派に分かれる。
- 六尺:稀に現れる強者。だが現れると、周囲の視線が一気に集中する。わかる者にはわかる信号だ。
- 日焼け系やタトゥー男子:自己主張系も多いが、妙に周囲を気にしている様子もあり、逆に目立つ。
客層の分析
年齢とタイプ
- メインは30〜40代。しっかり焼けた肌と引き締まった体がデフォ。
- 20代も少数いるが、全体として場慣れした男たちが主力。
- 外見や体型で選別されるような雰囲気はあるが、清潔感と自信があれば自然に受け入れられる。
行動傾向
- 声をかける者はあまり見かけない。
- 日焼けを装っての滞在、視線でのアイコンタクト、偶然を装った隣接が基本ムーブ。
- 飲み物やスマホを取りに戻るふりで移動する者も多数。
他のハッテンビーチとの比較
釣師海岸(千葉・いすみ市)
- 洞窟と崖を抜ける本格派ゲイ秘境。ここを知らなければゲイビーチ語るな、と言われるレベル。
- 一度に100人規模が集まる圧倒的ボリューム。
- ハードな交わりやドラマティックな出会いも普通に起こる。
塩屋海岸(兵庫・神戸市)
- 岩場が多く、視線の抜けがない。ベテラン率が高く、六尺の本場ともいえる。
- 地元組が強く、外部からの初参加者はやや緊張感が漂う。
- 山道を越えて向かう必要あり、アクセス難度は中〜高。
新宮海岸(福岡・新宮町)
- アクセス性は断トツ。都市近郊でこれだけの濃度が保たれるのは稀少。
- ハードすぎず、かといってユルくもない。絶妙なバランスの上に成立している九州の塩対応系ビーチ。
- 初心者〜中級者にもおすすめ。六尺マンにも出会えるので本格派にも対応。
新宮海岸のリアル
新宮海岸は「なんちゃってハッテンビーチ」ではない。
だが、塩屋や釣師ほどのハードコア性もない。
まさにその中間点、視線と嗅覚でコミュニケーションを成立させる感覚型ゲイビーチである。
競パンが風に揺れる午後、六尺の後ろ姿に惚れる者あり。
雑草の向こうで微笑みかける男に、心揺れる者もある。
だが、声はかけない。
名も聞かない。
ただその場にいた。
それだけで、何かが始まっていた。