24会館浅草店は、浅草にある日本でも有数の大きなゲイサウナ・ゲイホテルになります。
浅草という場所柄、中高年のお客さんが多く、館内には大浴場やサウナ、日焼けマシン、カラオケルームなどの設備が完備されています。
オールジャンルとなっているので、他のハッテン場のように厳しい入場制限はありません。
専用掲示板も開設されているので、事前に待ち合わせする人も多くいます。
住所 | 東京都台東区浅草2-29-16 |
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アクセス | 浅草駅 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 3,300円(AM 5:00~PM 9:00)12時間滞在 (PM 9:00以降は 3,900円14時間滞在 ) ※延長料金1時間 500円 浅草店限定 6,000円で、24時間滞在可能 館内スナック利用入館料 800円(私服入館可能) |
公式サイト | http://www.juno.dti.ne.jp/~kazuo24/asakusa/asakusa.htm |
電話番号 | 03-5827-2424 |
24会館浅草店のレポート
浅草の裏通りにそっと佇むその場所へ
東京・浅草。
観光地の喧騒を少し離れたところに、ひっそりと佇むビルがある。
「24会館 浅草店」。
名前から想像しづらいが、ここは中高年が集うゲイサウナ・ハッテン場・仮眠施設の性質を併せ持つ、男性専用のゲイホテルだ。
表向きには目立たないが、ゲイコミュニティの中では「都内屈指の老舗」として知られる。
客層の構成と“時間帯ごとの顔”
24会館 浅草店は、時間帯によって客層が大きく変わるのが特徴だった。
ざっくり分類すると、以下のような傾向がある。
▼ 平日昼間(静けさと常連の時間)
- 年齢層:40〜60代が中心
- 雰囲気:落ち着いた常連
- 傾向:ほぼ裸でうろつく熟年層が多く、控えめに様子見する姿が印象的。
この時間帯は働いていない層(自営業・定年後の人)が多く、リピーター率が非常に高い。「黙って暗室で過ごす」「マッサージチェアで寝る」など、目的が明確で静かな時間が流れる。
▼ 平日夜〜終電前後(社会人×出会い目的)
- 年齢層:30〜50代が主力
- 傾向:スーツ姿で入館し、シャワーで切り替えてから交流を始める人が多い。
- 雰囲気:目配せや距離感の探り合いが多く、駆け引き的な空気も。
この時間帯は仕事終わりのサラリーマンが多く、「ちょっと一杯飲んだあとに立ち寄る」感覚で来館するケースもある。
「一見さん」と「通」の距離感が面白い。
▼ 土日昼・夕方(ビギナー層・観光客も混ざる)
- 年齢層:幅広いが、20代〜50代まで満遍なく
- 傾向:カップル・外国人・観光ゲイの姿も
- 雰囲気:一種のフェス感があり、にぎやかで開放的
週末になると、地方からのゲイ観光客や、東京観光のついでに立ち寄る外国人旅行者も増える。
英語や中国語が飛び交う場面もあり、国際色も感じられる。
利用者のタイプ別分類(傾向と嗜好)
以下は筆者の観察と、SNSやレビューなどをベースにした非公式な利用者分類である
タイプ | 特徴・年齢 | 傾向 |
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熟年紳士タイプ | 50〜60代 | 落ち着き重視・物静か。空気を読む人が多い |
肉体派タイプ | 30〜40代 | トレーニー系、ジム帰り風、暗室人気が高い |
スーツ男子 | 30代前後 | 清潔感あるが出会いは積極派も多い |
観光ゲイ | 年齢さまざま | 外国語も話す、緊張しつつ楽しむ姿が微笑ましい |
クローゼット系 | 20〜40代 | 周囲の視線に敏感、深夜利用が多い |
24会館浅草店で最も多い客層は、熟年紳士タイプである。
24会館 浅草vs上野――同じ24会館でもまったく違う!
立地とアクセス:下町の静けさ vs 東京ゲイカルチャーの中心
店舗名 | 浅草店 | 上野店 |
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最寄駅 | 浅草駅 徒歩5分(つくばEXP・銀座線) | 上野駅 徒歩8分、御徒町駅・湯島駅も近い |
雰囲気 | 下町の静けさ、観光地に紛れた隠れ家的 | アジア最大級のゲイタウン至近、圧倒的に便利 |
浅草店は雷門から離れた住宅街の中にあるため「日常から切り離された場所」であるのが魅力。
上野店は「新宿2丁目に次ぐゲイの街・上野」のど真ん中にあり、ナイトライフとの連携が強い。
客層の違い:浅草は大人、上野は多様性と若さ
▼ 浅草店の客層特徴
- 中高年(40〜60代)が主力
- 熟練者、リピーター、落ち着いた常連層が多い
- スーツ姿や会社帰りの男性多数
- 体型も中肉中背〜ぽっちゃり型が多め
- 利用目的は「休憩・仮眠・静かな接触」が中心
- 観光ついでに立ち寄る地方客やシニア層も
浅草は“出会い”より“共存”という空気。目が合えば十分。
▼ 上野店の客層特徴
- 20〜40代の若め層も多い
- マッチョ、スリム、ガチムチなどジャンル別に濃い
- 観光客・外国人も多く、国際色豊か(英語もよく聞く)
- 派手な下着や衣装持参など、見せる・魅せる客層も
- 利用目的は「ガッツリ出会い」「イベント感覚で楽しむ」系が多め
浅草は「落ち着きに来る場所」。上野は「遊びに来る場所」。
館内の構造・設備の比較
比較項目 | 浅草店 | 上野店 |
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個室の数 | 中規模(カプセル型) | 大規模(上下段・タイプ選択可) |
サウナ・風呂 | シャワー中心、サウナ小規模 | 広めの乾式サウナ+ミスト、浴槽あり |
暗室・迷路系 | ジャングルゾーンあり、探索型 | 暗室・クロスゾーン・天井鏡など演出多彩 |
清潔さ | 地味だが手入れ良好 | 派手だが利用者多く、やや荒れやすい時も |
ドリンク類 | 自販機+簡単な軽食 | ドリンクバー完備、リラクゼーションエリア充実 |
客の密度 | ほどよく落ち着いている | 時間帯によっては激混みになる |
雰囲気とハッテン文化の違い
▼ 浅草店:沈黙の中の駆け引き
- 暗黙のルールが強い(視線・雰囲気勝負)
- 無言で距離を詰め、拒絶も静かに伝える
- 社会人や年配者の「品格」が空間を支配
「音を立てない」「話さない」「空気を読む」ことが非常に重視される。
▼ 上野店:社交的で開放的、“イケるか”の直球勝負
- 「ねえ、いい?」と声をかける文化も許容される
- 雰囲気よりも積極性・ビジュアル重視
- 「ハッテンしに来てるんだから当然でしょ」的な潔さ
浴槽で肩を組んだり、廊下で立ち話が始まったりも珍しくない。
あなたに合うのはどっち?
こんな人におすすめ | 浅草店 | 上野店 |
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静かに過ごしたい | ✅ 高齢層・中年に優しい雰囲気 | △ 人が多くて落ち着かない時間帯も |
出会いに積極的 | △ 雰囲気で探る | ✅ ガッツリ交流・自己主張したい人向け |
仮眠・休憩が目的 | ✅ 個室が快適、落ち着いた館内 | △ 物音・混雑がやや気になるかも |
初心者 | ✅ 目立たずに雰囲気だけ味わえる | △ 圧倒される可能性もある |
観光ついで | ✅ 下町観光+休憩にちょうどよい | ✅ アメ横〜上野ゲイタウンを含めた楽しみ方可 |
やはり浅草には浅草の良さがある。
いくつもの24会館が存在し、それぞれが独自の文化と空気を持つ中で――
浅草店だけが持つ静けさと渋さは、やはり特別かもしれない。
中高年の常連客たちは黙ってすれ違い、必要以上に干渉せず、それでも目線の中にどこか温かさがある。
出会いを求めているのか、ただ休みに来ているのか、分からないまま隣にいる――
そんな「あいまいさ」を受け入れられるのが、浅草店の魅力だ。
下町情緒の残るこの街で、都会の喧騒とはまったく別の時間が流れる。
24時間、年中無休、誰にも知られずに訪れ、何も語らずに去る。
それが「24会館 浅草店」という場所である。