真田山プールは大阪のJR環状線鶴橋駅から歩いて5分くらいのところにあるプールで、昔からゲイのハッテンプールとして有名です。
住所 | 〒543-0015 大阪府大阪市天王寺区真田山町5−109 |
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アクセス | JR環状線鶴橋駅から徒歩8分 |
営業時間 | 屋外50mプール(6月1日~9月中旬)【屋外プール利用時間】平日・土日祝 9:00~17:00 ※最終入場 16:30 |
定休日 | 毎週月曜日 |
料金 | 屋外プールの利用料は700円です |
公式サイト | https://www.cospa-wellness.co.jp/corp/sanadayama/ |
体験談:ハッテンバナビからのレポート
都市伝説、それは真田山から始まった
「おい、知ってるか。真田山プールは、ただの市民プールじゃねぇ…!」
大阪の片隅で、そんな言葉を聞いた気がする。
地元民からは「真田山で育てられた」と語られることもあるこのプール、
正式名称は大阪市立真田山プール。
通称、サナプー。
ただの市営プール…のはずが、ネットを漁ると、怪しげな情報がザクザク出てくる。
- 視線が交差するプール
- 社会の常識が水中で溶ける場所
- 筋肉と眼差しのスープカレー
……なにこの情報戦。嘘
なんでみんな、泳ぎに行くだけでポエムを書いてんの?
気になる。
これはもう、行くしかない。
出陣!濡れた武士道
日曜の午前9時。
私は無駄に前夜からプロテインを摂取し、
バキバキに自己暗示をかけたボディで真田山に降り立った。
駅からプールまでは、坂を上りきった先にある。
まるで修行だ。
まだ泳いでもないのに汗で水着が湿ってる。
プールは体育館と併設されていて、
「あれ?ここホンマに市民プール?」というほどキレイ。
受付には笑顔の職員さん。
チケットを買い、
「いってらっしゃいませ〜」の声に送り出され、
私はプールの入り口に立った。
……静かだ。
中は思っていたより明るく、清潔感が漂う。
だが、なにかがおかしい。
なんだこの……空気の湿度とは違う、肌にピリつくような何か。
そう、これは「視線」だ。
そして忘れてはならない、
いや、むしろ真田山プールの真の象徴とも言える光景がある。
それは。
競パン・パラダイス
競パンおじさんの集団寝そべり現象である。
目の前に広がるプールサイド。
そこには、なぜか 競泳用ブリーフ(通称:競パン) を履いたおじさんたちが、
等間隔に寝そべっている。
まるで海辺のトド。
いや、これはもう、壮大な湿った盆栽アートだ。
みんなガチ。
水着は布面積が削られ、色もバリエーション豊か。
白、赤、黒、シルバーに蛍光グリーン。
ゲイゲイしいブランドGX3の競パン。
しかも、その寝そべりポーズにも個性がある。
- 片肘をついて雑誌を読む「知性派」
- 仰向けで胸を張り、腹筋をピクピク動かす「野生派」
- サングラスをかけ、視線だけ動かす「ステルス観察型」
彼らに共通するのは「泳いでないのに堂々としている」ことだ。
むしろここが本番とでも言いたげな空気。
水の中はアップにすぎず、プールサイドこそ舞台。
そういう哲学を感じる。
思わずこちらも「え、これマジで市営なん?」と二度見。
まるで競パン界のファッションショー。
しかも照明は自然光、舞台は水面、BGMは微妙に軋む足音と水滴の跳ねる音。
正直、市民プールであることを忘れそうになる。
でも水深が浅いプールでは、子ども達がはしゃいでいる姿を見て我にかえった。
これはもう文化であり、ジャンルであり、そう、「競パン寝そべりズム」とでも呼ぶべきだ。
その圧巻の光景に、私はしばし呆然と立ち尽くしてしまった。
そのとき、プールの一角から異変が起きた。
出会い系アクアリウム
とあるおじさんが、ワンレーンを「手ぶらで」「平泳ぎ的な歩行」で進んでいる。
すると、それを見た青年がさっとレーンに入り、並走。
なにこれ、めっちゃ遅いスワンボート。
しばらく並んで歩いたあと、ふたりはプールから上がり、シャワーゾーンへ。
そこで交わすアイコンタクト、笑顔、自然なボディタッチ……
あぁ、これは出会いだ。
水圧よりも濃い「人間力」。
真田山プールは、まるでアクアリウムの婚活コーナーだ。
人間観察が止まらない。
シャワー前で「お疲れ様です〜」と話しかけてくる謎のナイスガイ。
「どこのジム通ってんの?」とナチュラルに聞かれる筋肉問答。
いや、誰?
ただし、怖くはない。
むしろ礼儀正しいのだ、みんな。
どこか品がある。
それがこのプールの魔力。
昔は過激な事が行われていたようだが、今は令和。
ハッテンプールと呼ばれるが、まるで水中サロンのように感じた。
更衣室に響く乾いた音
帰り道、更衣室にて。
髪を乾かしていると、後ろからパン!という乾いた音。
見ると、後ろの男がパンイチで、
まるでグラビア撮影のように自分の尻を鏡でチェックしていた。
パン!というのは、お尻を叩いた音だ。
たぶん鼓舞してた。
「今日の仕上がり、イケてるな」
という独り言が聞こえた気がする。
私は静かにタオルを巻き、現世に戻る決意をした。
また行きたい
確かにここは、ゲイが集まるプールであった。
子どもが遊んでいる中で、
プールサイドに発生した大量のゲイは圧巻だ。
ハッテンプールと呼ばれるだけある。
泳いでよし、眺めてよし、見られてよし。
筋肉も心も開放される、最強のヒューマンドラマがここにある。
そして何よりも。
帰りに寄った自販機のスポーツドリンクが、過去最高に美味かった。
あの味は、サナプーでなければ味わえない。
また行こう、サナプーへ。
自由と節度のあいだで
真田山プールは、不思議な自由と解放感に包まれた場所です。
が!
ここで、とても大事なことをはっきり申し上げます。
🏳️🌈 公共の場におけるハッテン行為(接触、性的なやり取りなど)は、いかなる理由があっても絶対にNGです。
真田山プールはあくまでも「市民のための健全な運動施設」であり、利用する全ての人が安心・快適に過ごせることが大前提。
過剰な視線、接触、誘導行為などは、他の利用者に不快感や恐怖を与える可能性があります。
実際にそのような行為に対して、管理者側も注意喚起を行っているケースがあります。
もし、何か感じることがあったとしても、マナーと節度を守ってこそ大人のたしなみ。
見る自由も見られる自由も、公共のルールの上で初めて成立するのです。
水と筋肉と尊重の共演。
そのバランスこそが、真田山プール、通称さなぷーの最大の魅力です。