BYCS・ビックスの詳細
BYCS(ビックス)は、北海道・札幌市中央区に位置する、若年層〜中堅層向けの個性的なハッテン場です。
南6条西8丁目の住宅街にひっそりと佇む白い一軒家が会場で、すすきの駅からも徒歩圏内。
公式サイトでも明言されている通り、50歳以上・中高年・関西弁・田舎者などに対して非常に厳しい入場制限を設けており、基本的には20~30代のスリム〜細マッチョ体型の若い男性をターゲットにした「選民型」のクルージングスポットです。
館内にはシャワーや仮眠スペース、ロッカー、有料ボックスなどがあり、無料Wi-Fiやアメニティも充実。
静かな雰囲気の中で、目線や仕草でゆるやかに始まるプレイが主流です。
ルール遵守が徹底されており、少しでも規範から外れた場合には厳しく対応される点も特徴です。
独特な空気感と明確な客層選別で、好き嫌いが大きく分かれるハッテン場といえます。
住所 | 北海道札幌市中央区南6条西8丁目 |
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アクセス | 東本願寺駅 すすきの駅 |
営業時間 | 18時〜翌8時30分 金18時〜月朝8時30分まで連続営業 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 一般2,000円(500円OFFクーポン付)学割1,000円(要写真付学生証) 土・日・祝朝割1,000円(5:00~12:00入場者) ※外出無料(2時間まで) ※靴ロッカー10円 ※ソフトドリンク1缶100円水120円/他150円 ※鍵付きプライベートBOX 500円(2時間) |
公式サイト | http://www.bycs.info/ |
電話番号 | 011-551-5630 |
BYCS・ビックスの体験レポート
札幌で異彩を放つ過激な聖域
北海道・札幌には数少ないゲイ向けハッテン場が点在するが、その中でも圧倒的な個性と唯一無二の存在感を放っているのが「BYCS(ビックス)」だ。
公式サイトを開いた瞬間から目に飛び込んでくるのは、挑発的なメッセージの数々。
「オヤジはキライ!」「田舎者は来ないで」など、常識的にはあり得ないような強烈な入場制限文言のオンパレード。
しかしそれが逆に選ばれし者の場としての希少性を高め、特定の層からは熱狂的な支持を受けている。
今回は、そんなBYCSを実際に訪れ、その内部の様子や空気感、客層などを余すところなくレポートしていきたい。
アクセス:狸小路の先、住宅街に紛れた白い一軒家
BYCSの住所は「札幌市中央区南6条西8丁目」。
すすきの駅から徒歩10〜15分圏内の距離で、繁華街のざわめきが徐々に消えていく先にひっそりと現れる白い一戸建て。
派手な看板などはなく、一見してここがハッテン場だとはわからない。
ドアを開けてすぐに受付カウンターがあるタイプ。
初見でも物怖じせず入れる雰囲気だが、事前に公式サイトの注意書きには必ず目を通しておくことを強くおすすめする。
入店時の流れとシステム
入店時にまず目にするのは受付カウンターとスタッフ。
スタッフは非常にテキパキしており、こちらがモタつくと「そちらのガウン着て、ロッカーに荷物入れてください」と淡々と指示される。
▼標準サービス内容
- ガウンまたはスポーツタオル貸出(無料/追加交換100円)
- ロッカー完備(シリンダー式でセキュリティ◎)
- シャワー2基
- 仮眠スペース、有料個室ボックス、鍵付きスペースあり
- ドライヤー、洗顔フォーム、歯ブラシなどアメニティ完備
- 携帯充電器(iPhone・Android対応)
- 雑誌、テレビ、無料PCコーナー、Wi-Fiあり
設備面は思った以上に充実しており、都市型の小規模ハッテン場としてはかなり快適な環境が整っている。
客層と雰囲気:若年〜中堅イケメン中心、徹底した選民空間
BYCSの大きな特徴は、「客層の徹底した選別」にある。
公式サイトにはっきりと「50歳以上は不可」「関西人・田舎者・中高年排除」と書かれており、実際に来店しているのは20〜30代のスリム〜細マッチョ系が中心。
いわゆる若くてシュッとした層が圧倒的に多い。
また、雰囲気は非常に静かで、他のハッテン場のようなガヤガヤした空気は皆無。
むしろ少し緊張感が漂う。
誰かが入ってくるたびに、他の客が一斉に視線を向ける…そんな独特のピリッとした空気が流れている。
ただし、馴染みの客同士は軽く会話したり、目線で合図し合ったりと、空気の読める者同士が共有している見えないルールが存在しているようだ。
館内の構造と動線
1階はロッカー、シャワー、雑誌スペース、テレビ・待機所が中心で、2階に上がると有料ボックス、仮眠スペース、暗室スペースなどがある。
動線はシンプルで、初めてでも迷うことはない。
2階の空間は特に静かで、布団を敷いて仮眠している人、薄暗いスペースで密やかに絡み合う影…。
派手さはないが、選ばれし若者たちが放つ静かなエロスがそこにはあった。
プレイの傾向と空気感
プレイスタイルは比較的ソフトで、ジロジロと品定めするような露骨さは少ない。
むしろ「互いに視線を交わし、ゆっくりと近づく」ような、どこか品のある展開が多い。
これもまた、他のハッテン場とは一線を画すBYCSならではの空気だろう。
ときには、無言のまま隣に座り、そっと手を握るような優しい接触も見られる。
無言のルールが多くを支配する場だからこそ、些細な仕草が合図となり、エロティックな空気を生むのだ。
BYCSが「好き/嫌い」分かれる理由
BYCSは極めて個性的な施設であり、次のような特徴を持つ:
◎評価ポイント
- 若年層・イケメン中心で洗練された客層
- 清潔で設備も充実しており快適
- 受付や動線がわかりやすく初心者でも入店しやすい
- 他店にはない強いブランド性と排他性
△注意すべき点
- 年齢・地域・見た目による入場差別が非常に強い
- 接客がビジネスライクで冷たいと感じる人も
- 和気あいあいとした空間を求める人には不向き
- ルール違反には即ネット晒しなど過激な対応も
BYCSは現代型ハッテン場の先鋭形
札幌唯一の若年限定・審美重視型ハッテン場であるBYCSは、好き嫌いが極端に分かれる施設だ。
ゲイの中でも「選ばれたい」「自分の市場価値を確かめたい」という願望が強い人にはたまらない場所だろう。
一方で、寛容さやゆるさを求める人には冷たく映る可能性もある。
それでも、この空間が札幌のゲイカルチャーの一端を担っているのは間違いない。
ルールを守り、空気を読み、静かにその世界に溶け込めたとき——BYCSは、ただのハッテン場を超えた選民のハッテン場としての本性を見せてくれるのだ。