JIN-YA(ジンヤ)の詳細
池袋の老舗ハッテン場「JIN-YA(ジンヤ)」は、1973年の創業以来、ゲイカルチャーを支え続けてきた施設です。
24時間営業で、銭湯、サウナ、個室、AV鑑賞ルームなど多彩な設備が整っています。
客層は20代から60代まで幅広く、体型もオールジャンル対応。
入場制限がないため、誰でも気軽に利用できます。
料金は一般2,500円で、ガウンスタイルが必須。
夏季には屋上で日焼けも可能です。
施設は清潔に保たれており、初心者でも安心して訪れることができます。
住所 | 東京都豊島区池袋2 |
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アクセス | 池袋駅西口から徒歩8分 |
営業時間 | 24時間営業 |
料金 | 一般2,500円他 |
定休日 | 年中無休 |
電話番号 | 03-5951-0995 |
体験談:ハッテンバナビからのレポート
池袋の片隅に、昭和が息づいていた。
池袋駅西口。
風俗ビルとカラオケ館、タピオカ店が三つ巴でにらみ合うその一角を抜けると、突如として姿を現すレトロなビル。
そこが「JIN-YA(ジンヤ)」
東京ゲイカルチャーの重鎮、ハッテン場界のサザエさん的存在である。
「何度でも通える日常感」と、「何が起こるかわからない非日常」が、浴場の湯けむりの中で手を取り合っている。
そんな場所に、私はバスローブ一丁で踏み込んだのだった。
ようこそ、ジンヤ大浴場ワールドへ。
入り口のドアを開けた瞬間、まず飛び込んできたのは、まるで田舎の銭湯を彷彿とさせるやわらかな照明と、微かに漂うサウナと石鹸の香り。
受付のお兄さんはにこやかで、「初めてですか?バスローブはこちらです」と差し出されたのは、ほのかに柔軟剤の香りがするバスローブ。
なんだこの安心感、もはや母性だ。
ロッカールームは、昭和の男子校のような空気感。
ロッカーの番号札がほんのり削れてるのもまた味がある。
服を脱ぎ、バスローブを羽織る。
いざ、ハッテンの森へ。
浴室はまるで温泉旅館(ただし、旅館にはいないお兄さんがいっぱい)
JIN-YAの目玉は、なんと言っても大浴場。
普通の銭湯と違って、薄暗く、天井が低く、どこか隠れ家的。
なのに広い。
そして、どこを見ても男、男、男。
肩幅と大胸筋の波状攻撃に視線が迷子になる。
湯船は2つ。
熱めの湯と、ぬるめの湯。
そこに浸かる男たちは皆、まるで“ヒマラヤの仙人”のように無言で悟りを開いた顔をしているが、目だけはめちゃくちゃギラギラしている。
合図は目線と偶然のふりした距離感。ドラマが始まるのは、いつもそこから。
サウナ室は“魔の試練”
浴室の奥にはサウナがある。
ここがJIN-YAの“メンズ鍛錬道場”。
温度は控えめで、むせ返るような湿気の中、裸の男たちが座るその様は、さながら“肉体の儀式”。
何か喋るわけではない。
なのに空気がやたらとピリついている。
たまに誰かが軽く足を組み直す。
その仕草一つで駆け引きが始まる。
「なんだこの、セリフのない宝塚歌劇団…」
ちなみに、うっかり長く居るとのぼせて倒れるので、水分補給と“心のクールダウン”はこまめに。
リフレッシュルームは男の夢の巣
湯上がり後に向かったのは、JIN-YA名物「リフレッシュルーム」。
男たちがバスローブをはだけながらゴロゴロしていて、まるで全員が“いい感じの朝帰り”。
お菓子をつまんでる人、毛布にくるまってYouTube見てる人、隣の人の太ももに頭乗せてる人。
ここがハッテン場じゃなくて何だというのか。
夜10時を超えると、場の雰囲気が一気に“闇鍋感”を帯びてくる。
照明がさらに暗くなり、いろんな意味で本番タイムが始まるのだ。
鍵付き個室、そして“布団の間”
このハッテンパークには、ちゃんと「鍵付き個室」もあります。
いわゆる“おこもりプレイルーム”。
しかも布団あり。
マットレスじゃない、ガチの布団!
ここで何が起きてるかは、カーテンの閉じ具合と時おり聞こえる「スッ、スッ…」という音が物語っている。
お互いの合意と安心感の中、JIN-YAでは“静かな熱気”が毎晩立ち込めているのです。
館内BGMと男たちの“うっかり共感”
JIN-YAのすごいところは、「あえて無音」なところ。
館内BGMがないから、男たちのちょっとした鼻歌や、うっかり落としたスリッパの音が逆に印象に残る。
ある夜、リフレッシュルームで隣の男がふとつぶやいた。
「この布団、家より寝やすいんだよな…」
隣にいた全員が「わかる〜〜〜」と心で叫んだことだろう。
ジンヤは風呂じゃない、人生だ!
JIN-YAは単なるハッテン場ではない。
むしろ、人生の縮図なのだ。
裸一貫で飛び込み、目と目の間で“察し合い”、熱くなって冷まして、ふとした共感で笑い
朝方には「また明日も来ようかな」と思える場所。
そこには熟成されたフェロモンと人間の温もりがある。