羽衣湯は、渋谷にある綺麗な広めの銭湯で、昔からハッテン銭湯として有名な場所でした。
しかし、ゲイがハッテン行為により逮捕された事件があった事から、今ではゲイの人数も減っています。
銭湯内の注意書きに「LGBTの方はルールを守ってください」と記載があり、お店側も警戒しています。
利用する際は、必ずルールを守って節度ある行動を心掛けて下さい。
住所 | 〒151-0071 渋谷区本町3−24−20 |
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アクセス | 都営大江戸線「西新宿5丁目」駅下車、徒歩4分 |
営業時間 | 14:00−25:30 日曜は13時から営業 |
定休日 | 金曜日 |
羽衣湯の体験レポート
かつて羽衣湯は、都内でも有数のゲイが集まりやすい銭湯として知られ、週末ともなれば多くの人が列をなすほどだった。
湯気の向こうに、年齢も体型も多様な男性たちが静かに集い、視線と距離感のやりとりが繰り広げられていた。
しかし、ある時期を境にその様相が変わった。
数年前、利用客の一部による公然わいせつの疑いでの逮捕事件が報道されたことで、羽衣湯は一気に注目を浴びることに。
この出来事をきっかけに、かつて常連だったゲイの客層が大きく減少。
店側も明らかに警戒心を強めており、マナー違反に対する目が非常に厳しくなっている。
脱衣所や浴室内の雰囲気も、どこか張りつめた空気が流れる時間帯があり、かつてのようなにぎわいとは異なる印象を受けることも。
今こそ本当の使い方を知るべきときかもしれない
皮肉なことだが、事件を経た今だからこそ、羽衣湯は正しい意味でのゲイカルチャーの居場所として生まれ変わりつつあるのかもしれない。
誰にも迷惑をかけず、マナーと節度を守ったうえで、静かに交わされる視線や仕草。
それは、過剰な表現を求めすぎた時代から一歩引いて、ふつうの顔をしたまま、さりげなく共鳴できる空間へと進化しているように見える。
入店〜下駄箱の前で気づく空気感
外観はいたって普通の銭湯。
番台があり、おばちゃんがにこやかに「いらっしゃいませ」と迎えてくれる。
入浴料は都内共通の大人520円(2025年6月現在)。
石けん・シャンプーの購入も可能だ。
脱衣所に入ると、すでに何人かの男性が身支度中。
年齢層は30代~50代くらいが多く、鍛えられた体型の人から、ややふくよかな人まで様々。
他の銭湯と決定的に違うわけではない。
けれど、目線の交わし方が、どこか独特だ。
多分、ゲイだ。
浴室内はクラシック
羽衣湯の浴室は、まさに昭和の銭湯を彷彿とさせる作り。
- 背の高い天井
- 白いタイル張り
- 真ん中に湯船、奥にスチームサウナ
特別派手な演出はないが、清掃が行き届いていて、気持ちよく使える。
シャワーと洗い場の配置はスタンダード。
壁際に一列の洗面器と椅子。
常連らしき方々が静かに洗っている。
奥にあるスチームサウナは、視界がかなりぼやけるほどのミスト量。
ここがハッテンの舞台になっているという話もよく耳にする。
とはいえ、ハッテンなムードがあるわけでもなかった。
むしろ静かで、緊張とリラックスが同居する空間だ。
時間帯・曜日ごとの傾向(客観的に)
時間帯 | 特徴 |
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夕方(16〜19時) | 比較的空いていて、地元の人が多い。雰囲気は静か。 |
夜(19〜23時) | ゲイ層の利用が目立つ時間帯。目線や距離感に色が出る。 |
深夜(〜24時) | 混雑はないが、静かに熱を帯びる余韻の時間。 |
曜日 | 傾向 |
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平日 | 仕事帰りの層が中心。比較的落ち着いている。 |
土曜 | ゲイ客の比率が高くなる傾向。体型や年齢層は多様。 |
日曜 | 穏やかな雰囲気で、リフレッシュ利用が多い。 |
注意点とマナー(初めての方向け)
ゲイが集まりやすい銭湯とはいえ、あくまで公共の入浴施設であることは忘れてはいけない。
以下のポイントは最低限のルールとして守るべきだ。
- 過度な視線・接触はNG(目配せ程度が基本)
- プレイ行為は絶対禁止
- マナーと清潔感を大切に(体を洗ってから湯船に)
つまり、「出会いの場ではあっても、ハッテン場ではない」という線引きを持つことが重要。
湯けむりの向こうに、何を見つけるか
羽衣湯に通う理由は人それぞれ。
一時期のようなたくさんのゲイが集う賑わいはもうないかもしれない。
でもその分、この空間には密やかな余白がある。
その余白を、どう感じるか。
それは、あなた次第だ。