バハムート&Lagoon岡山店の詳細
バハムート&Lagoon岡山店は、岡山市中山下にあるLGBT向けの複合型スペースで、「バラエティショップ」と「ビデオボックス個室」「性感染症予防啓発」の3要素が融合したユニークな店舗です。
表向きはアダルトグッズやDVD、下着、同人誌などを販売するショップですが、奥には完全個室型のプレイルーム「Lagoon」が広がっており、Wi-Fi完備・暗室対応・処理部屋や尺犬部屋まで揃った本格的なハッテン空間となっています。
BOXの利用には年齢別料金が設定されており、巨根割・ジム割・学割などのユニークな割引制度も話題。
また、性感染症予防団体「あうとぴーち」と連携し、地域の行政と協力してLGBTの健康支援も行っています。
地方では珍しく、ハッテンと啓発・カルチャーが融合した先進的な空間で、若者を中心に地元常連から遠征組まで幅広い客層に支持されています。
住所 | 〒700-0821岡山県岡山市北区中山下1-2-30中山下赤松ビル202 |
---|---|
アクセス | JR岡山駅から徒歩約10分 |
営業時間 | 平日・日曜:13:00~21:00 金土祝前日:13:00~23:00 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 下記の通り |
公式サイト | https://daihyou37.wixsite.com/baham/ |
SNS | https://x.com/bahamu_okya |
利用料金(BOXエリア)
年齢区分 | 通常料金 | 回数券(6枚綴り) |
---|---|---|
18~29歳 | 1,400円 | 6,000円(@1,000) |
30~39歳 | 1,600円 | 8,000円(@1,333) |
40~49歳 | 1,800円 | 9,000円(@1,500) |
50歳以上 | 2,100円 | 10,000円(@1,666)※入場制限あり |
🎫 割引制度(併用不可)
割引名 | 内容・条件 | 割引額 |
---|---|---|
学割 | 18~25歳+学生証提示 | -500円 |
巨根割 | 受付申告制(認定あり) | -500円〜無料 |
早割 | 開店から1時間以内の入場 | -200円 |
夜割 | 最終入場30分前からの入場 | -200円 |
ジム割 | 30代までの筋肉質+ジム会員証提示(※エニタイム不可) | -200円 |
👬 ペア利用(3時間まで)
利用形式 | 料金加算・割引 |
---|---|
お一人様でペアシート利用 | +500円 |
お二人で入場 | 通常料金合計より500円引き |
その他
- 📦 貴重品ロッカー:あり(無料)
- ⏳ 外出:1時間以内であれば可(合計時間にカウント)
- 🪪 年齢確認:ID提示を求める場合あり
- 🚫 50歳以上の方の入場は、混雑時に制限される可能性あり
イベント情報
定例イベント「岡山六尺まつり」(筋褌祭)
- 開催頻度:月1回(土曜開催)
- 内容:
- 筋肉×褌(六尺)をテーマにした参加型イベント。
- 褌のレンタルあり。
- 地方(中四国・関西・関東・九州)からの来場者も多く、全国規模の盛り上がり。
- 日本酒や食べ物を持ち寄って、参加者同士での交流がメイン。
テーマ別スペシャル企画
- 尺犬部屋・処理穴部屋会
BOX内に設置された穴を活用した…かなり特殊なプレイルーム企画。レギュラー参加形式となっており、見えず・見られずの匿名性を重視した構造。 - 巨根雄さ魔羅ナイト/エロ下着ナイト
大きなサイズの方を対象にした「巨根割」に合わせたイベントほかエロ下着をドレスコードにしたナイトなど、趣味性に富んだ夜の催し。
シーズン&ワンオフイベント
- 零尺ZEROSHACK
特定テーマに合わせたBOX内企画。名称から察するに、褌や無介入系にフォーカスしたディープな夜。 - 顔専&PHYSIQUE(スポユニ)イベント
顔重視の顔専や、スポーツユニフォーム(PHYSIQUE)スタイルでの参加テーマが設けられた回が複数あり、特定属性に合わせた来場を促す工夫が光る。
✅ イベント参加のヒント
- 公式SNSはマストチェック:イベント日時・内容は変動することもあるため、事前の確認が重要です。
- 施設システムへの理解も忘れずに:BOX内の特殊部屋は穴利用規則など独特の文化があるため、利用前にルール確認を。
- 持ち物準備をお忘れなく:食べ物・ドリンクが必要な持ち寄りイベントもあるので、準備を。
- コスプレ・ドレスコード:エロ下着やスポユニ、褌など、各回で指定される服装に対応できる心づもりを。
バハムート&Lagoon 岡山店の体験レポート
岡山駅から路面電車に揺られて、城下あたりで降りたその先。
地図を片手に雑居ビルを目指して歩いていくと、静かな街の中に「そこだけ時間が止まったような空間」が現れる。
それが、バハムート&Lagoon岡山店。
表向きはバラエティショップとされているが、その実態はもっと多層的だ。
DVDやグッズを販売する【SHOPバハムート】。
Wi-Fi完備の個室が揃うビデオボックス型ハッテンスペース【Lagoon】。
そして性感染症予防団体【あうとぴーち】。
この3つが1つの空間に共存し、匿名と実名が交錯する不思議な場をつくっている。
今回はこの複合型ハッテン場に、初訪問のレポートをお届けする。
エントランスからもう世界観
中山下赤松ビルの2階。
ビルの入口はわりと普通だが、階段を上るとすぐに空気が変わるのを感じる。
開けると、そこにはショップと受付が一体化した空間が広がっていた。
入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、AV・グッズ・コンドーム・下着・オイルなどがディスプレイされた売り場。
いかにも、な匂いがするものから、洒落たデザインのアイテムまで、幅広く揃っている。
小さな書棚にはゲイ向け同人誌もあり、見ているだけでも時間が潰せそうだ。
スタッフは30代くらいの男性で、フランクながらも丁寧。
初訪問だと伝えると、システムをわかりやすく説明してくれた。
料金と「謎の割引」制度
Lagoon(BOXエリア)の利用には年齢に応じた料金設定がある。
今回は30代なので1,600円。
学割・ジム割・夜割・早割などのユニークな制度もあり、「巨根割」なんてのもある。
受付で自己申告制らしく、「認定を希望される方は申し出てください」とのこと。
試してみたい気もしたが、今回は見送った。
ちなみに、入場に際しては年齢確認のためのID提示が必要な場合もある。
また、50代以上は混雑状況によっては入場を制限される可能性があるらしい。
BOXエリアへ潜入
受付を抜けると、そこからは完全に別空間になる。
照明はぐっと落とされ、壁は黒系で統一。
狭い通路が迷路のように広がっており、その先々に個室が並んでいる。
各個室には、ビデオ視聴用のモニター、マットやソファが設置されていて、完全個室型のプレイスペースとして使える。
どの部屋にも鍵がついているため、セキュリティやプライバシーも保たれる。
中には「処理部屋」「尺犬小屋」といった特殊スペースも存在する。
プレイスタイル:声をかける文化、かけられる空気
中を歩いていると、チラチラと視線が向けられる。
が、がっついてくる人はいない。
どちらかというと「お互いの空気を読む」ことが前提のような場所だ。
部屋のドアが半開きになっていたり、覗き込めるようにしてあったり——そういうサインの読み取りが、この空間の言語だ。
「部屋に入ってくる=OK」ではなく、「入る前に視線を交わす」「目の前でオナニーを始めてみせる」「鏡越しに誘う」など、じわじわとした前戯が常識のように機能している。
「静寂とノイズの共存」する空間
Wi-Fi完備ということで、スマホを片手に動画を見ながら過ごしている人もいる。
中にはTwitterで「今からいるよ」とつぶやきながら、リアルタイムで人を呼んでいる人もいた。
照明の赤み、薄暗さ、時折聞こえる喘ぎ声。
ラグーンの空間は、まさに「静寂とノイズ」が共存している。
ひとつの空間で、まったり過ごす者、積極的に動く者、密かに観察する者が交錯していて、それぞれのペースで夜を消化している感じ。
予想外の出会いと、一期一会の会話
しばらく様子を見ていると、隣の個室の男がドア越しに声をかけてきた。
「よかったら、入ってくる?」と。
こういう場所では珍しいくらいの明快なコミュニケーション。
覗き込むと、タンクトップ姿の30代後半と思しき筋肉系の男性が、マットに座っていた。
雰囲気が良さそうだったので軽く会話しながら、少し触れ合う。
「ここ、来るの初めて?」「意外と地方のほうが濃くて面白いよね」——そんなたわいもない会話でも、裸の距離だと妙に心が緩む。
結局、そのまま深く絡むことはなかったが、彼は「よかったらまた来てよ」とだけ言って、静かに扉を閉めた。
なぜ、ここが特別なのか
バハムート&Lagoon岡山店の魅力は、ただのハッテン場ではなく、コミュニティ拠点としての顔を持っている点にある。
性感染症予防団体「あうとぴーち」が併設されていることで、ハッテン場特有のタブー性をやわらげ、むしろ「オープンで安全に楽しむ場」という意識が定着している。
また、50代の入場制限やジム割・巨根割などの制度に賛否はあるものの、明確なターゲットを示すことで、空間の秩序と雰囲気が保たれているのは事実。
若者や体型に自信のある層にとっては、安心して使えるスペースとなっている。
都市型ハッテンの、ひとつの完成形
岡山という地方都市において、これだけシステマティックに整備されたハッテン施設は希少だろう。
ラグーンの個室空間は、想像以上に快適で安心感があり、ひとりでも気兼ねなく過ごせる。
プレイに発展しなくとも、観察・雰囲気・性への好奇心を満たすには十分だ。
もしあなたが岡山を訪れることがあれば、観光のついでに、あるいは旅の余韻として。
バハムート&Lagoonという「もうひとつの岡山」に、ぜひ足を運んでみてほしい。