新原・みーばるビーチは、沖縄県南城市玉城にありゲイが集まるハッテンビーチとして有名です。
住所 | 〒901-0603 沖縄県南城市玉城百名1346 |
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体験談:ハッテンバナビからのレポート
目的地はみーばる、すなわち桃源郷
旅の始まりは那覇空港。
湿度は肌に刺さるレベル、荷物の中には競パンと日焼け止めと、ささやかな夢。
私の目的地は「新原(みーばる)ビーチ」。
そう、沖縄南城市にひっそりと佇む、ゲイたちの静かな桃源郷である。
那覇空港からは車で約40〜50分。
Googleマップには「新原ビーチ」と入れるだけでOK。
ルートは以下の通り:
- 空港を出たら国道331号線を南下
- 南風原(はえばる)南ICからバイパスを使い東へ
- 県道86号 → 137号 → 7号を経由して南城市へ
- 「新原ビーチ入口」の看板を見つけたら右折
- 細い道を数分走ると、目の前に広がる青い世界!
そうして私は、車窓から差し込む日差しの誘惑に耐えながら、肉体の砂漠へと向かった。
ビーチ到着、そして静寂の中に光る予兆
駐車場に到着(1日500円)。
トイレ・シャワーも完備で、設備はしっかりしている。
だが、その瞬間思った。
「えっ、家族連れしかいないんだけど!?ここどこ!?アウェイ感MAXなんですけど!」
そう、新原ビーチの真のステージはここではない。
目指すべきはビーチの右奥、波打ち際を歩いた先、潮の満ち引きに支配されたアーチ岩の向こう側なのだ。
不便な場所にあるからこそ、ゲイしか存在しない桃源郷。
干潮時は歩いて行けるが、満潮時には腰まで水に浸かって向かうまさに肉体の試練。
競パンが浸水して浮力を帯びるという現象も体験済みである。
視線と沈黙が支配する秘密のゾーン
アーチ岩を回り込んだ瞬間、そこはまるで別世界だった。
男。男。男。筋肉。競パン。サンオイル。
そして……沈黙。
誰も喋らない。
皆、視線だけで会話しているのだ。
「あなたの胸筋、語ってるわよ」「そっちの尻、聞こえてるからね」
そんな妄想が無限ループする中、私は早くもこのビーチの言語を理解しはじめていた。
アクセス情報、再び頭をよぎる
ちなみに、もし車がなければバスでも来れる。
那覇バスターミナルから「東陽バス38番 志喜屋線」で「新原入口」または「新原ビーチ前」で下車、徒歩5~10分。
だが本数が1〜2時間に1本しかないので、潮の満ち引きよりもバスの時間を気にする羽目になる。
「来るのか…来ないのか…それが問題だ」
そう呟きながら、バス停で途方に暮れる未来を想像し、私はやはり車にしてよかったと噛み締めた。
全裸は哲学か、反逆か
午後になると、徐々に登場する全裸族。
はじめは小さな競パンを着用していた彼らも、太陽の角度とともにだんだんと布面積がゼロに向かっていくのである。
そしてある瞬間、何の躊躇もなく立ち上がり、堂々たる全裸で歩く者が現れた。
彼の姿からは哲学が感じられた。
「服を脱ぐこと、それは社会的仮面を剥ぎ捨てるということ。」
持ち物チェック in 地獄の太陽
猛暑の中で生き残るには、以下の持ち物が必須だ。
アイテム | 理由 |
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競パン | 目立つことは正義(自己満でも) |
サングラス | 視線バトルにおけるシールド |
サンオイル | 焼きは信頼の証、でも火傷に注意 |
タオル or マット | 地面は熱い、尻が茹でダコになる前に準備 |
水 & 飲み物 | 脱水症状との戦い、命に関わる |
防水ポーチ | スマホや鍵の水没を回避 |
夕焼けとともに消えていく、夏の幻
夕方が近づくと、全裸族も、競パン男爵も、徐々に波に消えていく。
彼らは誰の名前も知らず、SNSも交換しない。
でも、確かに交わされた視線の数々が、心に何かを残していくのだ。
それは肉体でも、記号でもない——短い出会いの痕跡。
🚨【大切なお願い】🚨
新原ビーチは公共の場所です。
- 性的行為、公然わいせつ、露骨なアプローチは絶対にNG
- 他の利用者(一般の観光客や家族連れ)への配慮を忘れずに
- ゴミは必ず持ち帰り、静かに去るのが真のデキる男
次に行くあなたへ
新原ビーチは、「騒がず、主張せず、でも熱く通じ合う」場所。
あなたが競パンに火を入れるその日、また誰かと目線を交わすその瞬間、
きっとそこに、あなたの夏の物語が始まるはずだ。
では、アーチ岩の先でまた会おう。
サンオイルと、視線と、ちょっとのマナーを忘れずに。