日劇ローズは、境筋線恵美須町駅3番出口から徒歩4分のところにあるゲイ向け成人映画館です。
ゲイ向けの映画を上映しており、シアター内でハッテン行為が行われるケースがあることから、ネット上では日劇ローズ=ハッテン場というイメージが出来上がっています。
また他のお客さんの目を気にすることなく、二人でくつろぐことができる有料の鍵付きのコーナーも用意しています。
日劇ローズもハッテン行為が行われていることを黙認していますが、ルールを守って楽しむ必要があります。
住所 | 大阪府大阪市浪速区恵美須東2-2-8 |
---|---|
アクセス | 地下鉄・阪堺電鉄「恵美須町」駅から徒歩4分 通天閣そば JR・南海電鉄「新今宮」駅らら徒歩5分 |
営業時間 | 日~木曜日 9:00 ~ 24:00 金・土曜日 9:00 ~ 翌朝5:00 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 一般1500円 会員1400円 他 |
公式サイト | https://gaycinema.info/cinema/osaka.html |
電話番号 | 06-6641-8568 |
日劇ローズの体験談
大阪・新世界、通天閣のすぐ裏。
朝から串カツ、昼から将棋。
地元のおっちゃんと観光客と人生の迷い人が混じるこのエリアに、
ひっそりと、でも確実に存在している“男だけの異界”──
その名は、日劇ローズ。
ここがただのゲイ映画館だと思ったら大間違いだ。
「え、ここ…ほんまに入ってええの?」
入り口は時代に取り残された空間感がすごい。
見上げると「日劇ローズ」の看板。
字体が昭和。
ノスタルジーの暴力。
料金は1,500円ポッキリ。
でもこの中に、無限の男世界が詰まっている。
館内マップ
入るとまず匂うのが、湿度とわずかにこもった体臭。
新世界の下町の匂いに、男汁を加えたような濃度。
照明は暗め、椅子はふかふか、でもカップルシートがあったり、謎の間仕切りスペースがある。
注意点
- トイレに近づくと、なぜか無言の男とすれ違う。
- ロビーの自販機前意外と待ち合わせポイント。
出会いは唐突にやってくる
上映が始まって10分。
映画の内容はほぼ覚えてない。
というか──
となりのオッサンがこっちの脚に触れてきた。
何ごとかと思って振り向くと、目が合う。
ニヤリ。
めっちゃ目が笑ってない。
ガチ。
「あっ、この人……“探してる側”や。」
観客は30代〜70代まで。
だが全員、無言で空気を読んでいる。
目が合う、1秒静止、合意があれば立つ。
そして…どこかへ消える。
あまりにもスムーズすぎる。
裏ハッテンゾーンの存在
トイレのさらに奥、カーテンが揺れる空間。
そこには──鍵付き個室が。
ここで何が起こってるかって?
もう説明するまでもない。中から時折、「ハァッ…」って聞こえる。
あと、定期的に人が出入りするけど、みんななぜか顔を伏せて出てくる。
謎の儀式感。
出没キャラ図鑑2025
ここで見かけた、日劇ローズの“常連猛者”たちを紹介しよう
- 沈黙のハンター:口は開かないが、視線が語る。
- ヤンキーテイストおじ:金髪坊主、トレーナー、でも眼差しが優しい。
- 人懐っこいチビムチ:1人で来てるのに、30分後には誰かと腕を組んでる。
- ベア系筋肉獣人:溢れる背中毛。完全に神話の住人。
最終奥義:ルールを守って楽しむ者だけが、聖域に入れる
ここは自由。
でも、自由の中にも“秩序”がある。
- 話しかけない=断りのサイン
- トイレ個室は数分で出るが暗黙のルール
そして、何よりも大切なのは──
映画をちゃんと観てる人を邪魔しないこと!(ガチで怒られます)
「ここはもう、アトラクションじゃない。人生の博物館や。」
外に出た瞬間、通天閣がまぶしかった。
あの館内の静かな興奮、暗がりの眼差し…。
全部が、現実じゃないみたいだった。
でも──
そこには間違いなく人生が詰まっていた。
孤独な人、現実に疲れた人、自分を出せない人。
そんな人たちが、あの闇の中でだけ、ほんの少しだけ自分に戻れる。
「よう来たな。ここは、そういう場所や。」
通天閣の影にある小さな映画館は、
エロと哀愁と生を内包した、関西最後のワンダーランドだった。