歌手の中孝介(あたり・こうすけ)さんが、東京の銭湯で起きたある出来事をきっかけに逮捕され、そして不起訴になったというニュース、ネットでも話題になりましたよね。
その舞台となったのが「ハッテン銭湯」と呼ばれる銭湯です。
聞き慣れない人にはピンとこないかもしれませんが、今回は「ハッテン銭湯」って何?というところから、不起訴になった中さんの件まで、わかりやすく解説していきます。
そもそも「ハッテンバナビ」のスタンスは?
このサイトでは、ゲイの間で話題になっているハッテン場情報を紹介しています。
「ハッテン場」っていうのは、簡単に言えば男性同士の出会いの場です。
でも、最初にちゃんと伝えておきたいのは、公園とか銭湯、サウナみたいな公共の場所で、わいせつな行為をするのはNGってことです。
もちろん、男同士の出会いだけで済めばOKです。
ゲイ同士の出会いの場は限られていますからね…
でも、公共施設でわいせつな行為をしてしまうと、法律的には公然わいせつ罪ってことになっちゃって、見つかると逮捕される可能性もあるんです。
だから、絶対にやっちゃダメ!
もしエッチな事をしたいなって思うなら、安全でルールがちゃんとしている有料の個室ハッテン施設を利用しましょう。
そういう場所なら、同じ目的の人たちが集まっているし、トラブルも起きにくくて安心して楽しめます。
そもそも「ハッテン銭湯」ってなに?
「ハッテン場」は、公共の銭湯やサウナ、時には公園やトイレなんかも使われることがあり、そんな中でも特に、銭湯を舞台にしたものが「ハッテン銭湯」って呼ばれています。
見た目は普通の銭湯。
でも、実はそういう目的で来る人たちの間ではわかる人にはわかる場所だったりします。
もちろん、銭湯の経営者が「うちはそういう店です」って明言してるわけじゃないので、あくまで利用者の間で自然とできあがった文化みたいなものです。
中孝介さん、なにがあったの?
そんな「ハッテン銭湯」をめぐって話題になったのが、奄美大島出身で、透明感のある歌声で人気の中孝介さんのニュース。
2025年4月、中さんが東京の銭湯で20代男性に対して無理やりな行為をしたとして、性的暴行の疑いで逮捕されたんです。
でも、証拠も少なかったことから、最終的に東京地検は「嫌疑不十分(証拠が足りない)」として不起訴にしました。
つまり、法律的には罪に問えないと判断されたわけです。
中さんは完全に無実というわけではないけど、起訴するほどの確かな証拠がなかったということ。
不起訴でもダメージ大きい?
とはいえ、芸能人がこういう形で報道されるとイメージダウンは避けられません。
実際に、一部テレビ番組は出演を取りやめたり、音楽配信サイトで中さんの曲が一時的に非表示になったりと、仕事への影響は大きかったようです。
ファンの中には「不起訴になったんだから問題ないでしょ」と中さんを応援する声もありますが、冷ややかな見方をする人も。
ネットの反応も賛否が分かれています。
LGBTQ+と公共空間のグレーゾーン
このニュースをきっかけに、「ハッテン場」という存在自体に注目が集まりました。
実は、日本ではLGBTQ+の人たちが自由に恋愛したり出会えたりする場が少ないんです。
だからこそ、こういう見えない場所で人知れず出会いを求めるという文化が生まれてきた背景があります。
ただ、それが公共の場である以上、トラブルも起きやすい。
公然わいせつや迷惑防止条例に引っかかることもありますし、トラブルがあった時に「そもそもそんなとこにいたのが悪い」と言われるのが現実です。
報道のあり方にも疑問の声
そしてもう一つ問題になってるのが、メディアの報道の仕方。
「ハッテン場」「銭湯で性的行為」なんて言葉ばかりが目立って、肝心の事実がどこか置き去りになっていると感じた人も多いはずです。
たしかにセンセーショナルな言葉で記事を書けば注目は集まるけど、それがLGBTQ+に対する偏見を助長したり、誤解を招いたりするのは避けたいところですよね。
もっとオープンな社会に向けて
今回の件は、単なる芸能ニュースじゃなく、日本の社会がどう性や多様性を受け止めるかを考えるきっかけにもなりました。
誰もが自分らしく生きられる社会のために、そして同じような誤解や偏見が繰り返されないように、メディアも私たちも、もっとオープンに、もっと優しくなっていけたらいいなと感じます。
みんなでマナーを守って、安心・安全にハッテン楽しもうね!