DOCKの正式名称は「CRUISING BAR DOCK(飲み処ヌギ処)」。
新宿2丁目の中央街外れ、地下にひっそりと構える「勃ち飲みスタイル」のハッテンバーです。
立ち飲みカウンター上に貼られた薄手の下着とドリンクを手に、軽く立ち寄って気軽に身体的スリルに浸れる場を提供しています。
入口も店内も基本薄暗め。
所狭しと立ち飲み用のパイプ椅子が並び、壁にはストロボ・柔らかめライトのみ。
クラブ音ともバー音とも異なる、独特の閉じた余白が流れています。
奥にはダークルームがあり、このエリアでハッテン行為が行われます。
アンダーウェアデーなどイベントもあり、お酒を飲んで仲良くなった相手とハッテン行為をするもよし、事前に待ち合わせてからハッテン行為をするもよしです。
入店制限は特になく、利用している人のタイプや年齢層もさまざまです。
公式のホームページがないので、情報を得る場合はツイッターなどのSNSを確認しましょう。
住所 | 東京都新宿区新宿2-18-5 第2成光ビルB1 |
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アクセス | 都営新宿線新宿三丁目駅 |
営業時間 | 平日・日曜日21:00 ~ 4:00 金曜・土曜・祝前日21:00 ~ 5:00 |
定休日 | 元日のみ |
SNS | https://x.com/DOCK_info |
DOCK・ドックの体験レポート
勃ち飲み文化:立ち飲みカウンターの狙いと解放感
DOCKの最大の特徴は「立ち飲み × ヌギ飲み(脱ぎ飲み)」のスタイル。
常に立ったままドリンクを楽しむ中で、身体的距離が自然に縮まりやすく、会話や無言のタッチも気軽に流れます 。
週替りドレスコードがあり、X投稿には「アンダーウェアDAY」「褌DAY」「黒猫DAY」「ナニイチDAY」などが盛んに告知され、特定のランジェリーテーマで集客するとともに、装いを通じた心理的開きが促されます 。
つまり「立ち飲みながら身体で語り、脱衣で気分が高まる」仕組みがあり、視覚的刺激と肉体的距離を容易に超えられます。
平日夜
平日夜訪れると、ほのかなアンダーウェアの匂いと低音が鼻孔をくすぐります。
薄暗く、静かな緊張と解放の均衡に包まれた地下空間に足を踏み入れると、「やっと来た」という気持ちが湧いてきました。
中央のカウンターに立ち、アンダーウェアDAYだったので下着1枚に。
ドリンクを受け取り、自然に隣の男性が「こんばんは」と笑顔。
そこから呼吸とともに距離が縮まりました。
下着だけでなく褌など、それぞれ姿態や表情が違うから面白く、視線だけで「この人、友好?ハッテン?」という駆け引きが始まります。
「ヌギ飲み」への誘いとボーダーレスな身体交流
無言の勃ち飲み
DOCKはあえて「飲むことに集中できるスタイル」。
立っている間、軽くタッチしながら会話へ、「君その下着素敵だね」と肩に触れる。
これを「勃ち飲み文化」と名づけられる所以です。
自然に身体で会話し始める即興の一体感が生まれます。
暗室へ誘う自然な流れ
カウンターの奥には奥行き30cmほどの暗めのクルージングエリア。
常時人が行き交い、立ち止まるのは自然な流れ。
ある瞬間、隣の人と視線を交わし、暗室へ歩を進め、そこでパートナーとなって空間に溶け込む体験が繰り返されます。
イベント回転制度とフェティッシュ・テーマ性
週替わりイベントの凝縮
Xアカウントでは頻繁に更新されており、週ごとに異なるテーマが投下されます。
2025年6月現在は、
- 月曜〜水曜:アンダーウェアDAY(ブリーフ・競パン・ビキニ等)
- 木曜:飲み放題DAY + 褌・六尺で2杯目サービス
- 金曜:ナニイチDAY(リングやシャツなど何か一つ身につける)
- 土曜:アンダーウェアDAY・褌DAY
- 日曜:服装自由DAY
のようなイベントが開催されていました。
イベント時の空気感
褌やブリーフ・リングといった小道具が、着る人にフェティッシュと挑戦の心理効果を与えます。
それを見た他者も自然に引き寄せられて体温の動き始め。
文字どおり前向きな緊張感と期待感が店内に漂い、全員がある種祭りの参加者になります。
客層と空間の文化性
客層の多様性と傾向
Xアカウントのリプ欄やフォロワー構成を見る限り、ガチムチ筋肉系、フェチ寄りイケオジ、観光帰り、常連…と多様な層が混在
- 30代〜50代の筋肉質系、ガチムチ系で盛況
- 下着姿のフェティッシュ愛好者
- 観光客や外国人も立ち入る余地あり
- イベント主体の「イケオジSEXY褌祭」は中核ファン層が多い
自然と共感が想起される文化
狭小空間ゆえに密度高なのに、相互の身体スキル(距離感の読み合い)が高く、大きなトラブルは少ない印象。
黙示的ルールとして「合図・離脱の意識」が店舗全体に浸透しているようにも見えます。
DOCK vs D‑Light/BOILER ROOM 比較
項目 | DOCK | D‑Light | BOILER ROOM |
---|---|---|---|
スタイル | 立ち飲み × ヌギ飲み × 暗室 | 着衣カウンター × 暗室 × クラブ空間 | 暗室&フェティッシュ × クラブ空間 |
雰囲気 | 暗・濃・即物的 | 中明るめ・トーク重視・ライト寄り | 暗・密・中〜上級向け |
身体的距離感 | タッチしながら飲むが主 | 会話→肌接触の段階が自然 | 非言語的なストレート接触が中心 |
客層 | 30〜50代筋肉/フェチ/観光層混在 | 20〜40代・初心者・観光客 | CORE:フェチ・コア層(30〜50代) |
イベント重視度 | 非常に高い(褌祭・アンダーウェアDAY) | 中〜低(交流主体イベント) | 高(BUFFシリーズなど) |
料金・導線 | チャージ+ドリンク/割引付きが多い | チャージ+ドリンク | チケット制+ドリンク |
- DOCKはとにかく「身体で飲む場」が目的のハッテンバー。装いと接触で感覚を刺激。
- D‑Lightは「話しながら肌で近づく場」で、会話から身体へ進む緩い流れ。
- BOILER ROOMは「触れ合いと暗室がすでに目的。非言語・非視覚」で身体存分。
ある金曜夜のDOCK訪問
金曜夜
さらに金曜夜。Xによれば「ナニイチDAY…リングでもシャツでもメガネでも時計でも!」と告知されており、暴れん坊気分で初DOCKへ。
渦中の勃ち飲みカウンター
水槽のようなライト越しに、褌イケオジや筋肉兄さんたちと自然に隣接。
やはり金曜の夜は客層が良い。
暗室への誘い
暗室へ移動した瞬間、視覚はゼロ。
心音と呼吸が増す中で隣の人と合図交換。
「…いく?」の無言の意思疎通にのって腕が伸び、肩や腰への接触が濃密感を増します。
言葉を交わすよりも「触って感じること」が全てでした。
エネルギーの循環
ドリンクを一杯追加し、狭い空間内で見知らぬ人とレコードすべりのような身体接近。
三杯目に至る頃には、笑い声も交じり、皮膚感が一層敏感になっていきます。
終電を気にしながらも、「もう少し、もう少しだけ……」という時間の引力に抗えません。
メリット・デメリット総まとめ
🟢 メリット
- 身体接触と照れない緊張感がある即物的な解放感
- 週替りイベントで飽きない&常連同士が絡みやすい環境
- 立ち飲み形式は短時間/軽く刺激求めに最適
🔴 デメリット
- 暗室への深度は浅めで、限られた時間で濃密
- 狭い立ち飲み空間故、酔いすぎると疲労感が増加
- 初心者には瞬発的な身体的圧がプレッシャーになる可能性あり
こんな人におすすめ・おすすめしない
おすすめ
- 勢いと身体接触を軽快に試したい人
- 肌で語るハッテンバー体験をサクッと味わいたい人
- 下着・褌フェチなど装いに魅力を感じる人
おすすめしない
- 会話中心/ゆるやか交流が好きな人
- 暗室の濃密さに圧迫感を感じやすい人
- 立ちっぱなしが辛く感じる体力的弱者
DOCKで見つかる自分の立ち位置
DOCKは「勃ち飲みと装いの演出+即物接触」がコンセプトの場。
下着のひとつが、身体解放へのスイッチとなり、視線を引き付け、直接触れて解放する空間設計が秀逸です。
D‑LightやBOILER ROOMとは異なり、「飲む姿・装いで魅せて身体接触につなげる構造」に特化しているため、「装いから身体刺激」へのトライアルを狙う人には絶好。
短時間でヒリヒリする夜を求める人にはピッタリの場所です。
総評
- DOCKは「立ち飲み×脱ぎ飲み×暗室」の濃密なハッテンスタイル。
- 週替りテーマ(ブリーフ・褌・リング)で引き立つフェティッシュ性。
- イベント非日常に身体で参加できる工夫が満載。
- D‑Light→BOILER ROOMへと進むコースの中間としても相性◎。