■ 2025年・札幌に熱く広がるハッテンカルチャー
北海道・札幌は、日本最北にして最大の都市。
雪と氷に包まれる厳しい冬のイメージが強いこの地にも、実はゲイコミュニティを支えるハッテン場文化がしっかり根づいている。
東京や大阪に比べると店舗数は少ないが、独特の空気感と「選ばれし者が集う密室性」によって、札幌の発展場には独自の魅力がある。
2025年現在、札幌には主に4つの代表的な発展系施設が存在する。
それぞれの施設には明確なコンセプトと客層があり、利用者のニーズに応じた棲み分けが成立している点が興味深い。
このページでは、札幌のハッテン場事情を、リアルな視点で紹介していく。
■ 札幌のゲイシーンの全体像
札幌のゲイ文化は、東京・新宿二丁目のような大規模なゲイタウンこそ存在しないものの、ススキノを中心にバーやサウナ、リラクゼーション施設が点在しており、その中にハッテンの舞台としての機能を持つスポットが混在している。
特徴的なのは「空間の静けさ」と「選民的な空気」だ。
過剰に開放された場よりも、ある程度フィルターを設けた隠れ家のような場所が好まれる傾向が強い。
また、冬の寒さが厳しい地域性も相まって、じっくりと温まる岩盤浴型のハッテン場があるなどが特徴的だ。
さらに、札幌のハッテン場は実績主義を重視する傾向も強い。
いわゆる「初見お断り」や「実績のない客には厳しい対応をする」施設も一部あり、常連を大切にする文化が根づいている。
それは閉鎖的とも見えるが、逆に言えば、場の空気を大事にし、トラブルや不快な思いを避けるための知恵とも言える。
客層はスリム系・スポーツ系から中肉中背、GMPD(太系)まで幅広く、それぞれの施設がターゲットを明確にしているため、「どこに行けば自分に合うか」がわかりやすいのも、札幌の良さだろう。
加えて、観光都市である札幌は、季節イベントや旅行客による一見利用も多く、「リピーターと観光客の自然な混在」が生まれている点も特徴的。
特に雪まつり期間や夏祭りシーズンには、短期滞在者と地元常連の間で独特の出会いが生まれることもある。
このように、札幌のハッテン場は「静かに熱い」。
声を張り上げるような騒がしさではなく、視線や呼吸、雰囲気で交わす濃密な出会いが、札幌という土地の風土にしっかりと根を下ろしているのだ。
比較表で見る札幌のハッテン場
店名 | タイプ | 客層 | 特徴 | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
SWEAT ACTIVE | アスリート・スリム系/ジム併設型 | 20〜30代中心 | イベント豊富・照明暗め | ◎ |
BIGGEST | GMPD専用 | 30〜50代、巨漢系 | 入場制限あり・フェチイベント多数 | △ |
BYCS | オールジャンル/クルージング型 | 20~30代・スリム〜中肉 | 終電後も利用しやすい・選民制 | ◯ |
LAGOON | 岩盤浴型・静系 | 30〜50代中心 | 時間無制限・設備充実・選民制 | △ |
【北海道・札幌】SWEAT ACTIVE・スウェットアクティブ
20〜30代のスリム〜アスリート系が多く集まる、スタイリッシュなジム系ハッテン施設。
館内には本物のベンチプレスマシンが設置されており、筋トレついでに交流したいトレーニーやスポーティな体型を好む層に人気がある。
週替わりのドレスコードイベントも豊富で、ノーパンハーパン、競パン、ケツ割れ、手隠しなど、参加スタイルに応じて楽しめる仕掛けも多い。
受付での説明も丁寧で初心者向けイベントも開催されており、「ハッテンビギナー」のデビューにも向いている。
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【北海道・札幌】BIGGEST・ビゲスト

GMPD(太め・ガチムチ系)専用のクルージング施設で、「身長−体重=90以下」という入場制限が特徴的。
つまり、ぽっちゃり体型や巨漢専用の空間となっており、その界隈のファンや当事者には熱い支持を得ている。
営業日は週末(金土日祝前)のみ。
褌イベントや覆面イベントなど、太系×フェティッシュな催しも豊富。
施設はややコンパクトだが、濃密な空気が漂っており、ひとたび目が合えばすぐにプレイへ発展するスピード感がある。
初心者にはややハードルが高いが、自身の体型に自信がある方やGMPD好きには天国のような場所。
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【北海道・札幌】BYCS・ビックス
札幌のハッテン文化を語る上で欠かせない老舗ハッテン場。
広めの空間に複数のラウンジやブースがあり、夜遅くまで営業していることから、終電後の「とりあえずの一発」にも便利。
客層は20~30代くらいで、スリム系から中肉中背、ややガッチリ体型までバランス良く揃っている。
英語対応も可能で、観光客もちらほら。
一見、無機質に見える受付の奥に広がる世界は、どこか秘密基地のような非日常感があり、リピーターも多い。
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【北海道・札幌】アジアンテースト LAGOON
BYCSグループが運営する、岩盤浴と発展場を融合させた革新的施設。
時間無制限の滞在が可能で、岩盤浴ゾーンやゴロ寝テント、テレビ付きの休憩室など、まるで温泉宿のような設計。
入場には多少のルールがあり、関西弁を話す方や、実績のない一見客、態度の悪い人は入店を断られることも。
これは客層の質を守るための選民思想であり、常連にとっては安心感のある方針でもある。
静寂の中で交わす視線や呼吸による無言の誘いが支配する、ある意味もっともディープな世界観を持った場所。
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💡 初心者に向けたアドバイス
- まずはSWEAT ACTIVE:設備が整っており初心者割引・イベントも多く、入門に最適。
- 落ち着いた雰囲気を求めるならLAGOON:静かでリラックス関連設備重視。
- クルージング体験はBYCSで:夜通し形式や多層客層との出会いを希望するなら。
- GMPDが好きならBIGGEST:地元の中肉層とじっくり交流したい方向け。
札幌のゲイ発展場は、「入りやすさ × 客層 × 設備」で傾向が分かれています。
初心者にはまずSWEAT ACTIVEがオススメ。
慣れたらLAGOONやBYCSで静と動の違いを楽しんでみましょう。