コラム

【2025年最新版】沖縄・那覇のおすすめハッテン場3選|観光ついでに出会える発展スポット完全ガイド

その夜、扉の向こうにいたのは――

青い海、ゆるやかな風、陽気な観光客。

そんな開放感あふれる沖縄・那覇にも、ひっそりともう一つの顔がある。

それがハッテン場(発展場)だ。

スマホで誰とでもつながれる時代なのに、どうして未だに、暗くて狭くて、ちょっとクセのあるこの空間が、必要とされ続けているのか?

その答えはシンプル。

「匂い」「視線」「無言の合図」――画面越しでは味わえない、リアルがそこにあるから。

沖縄の発展場は、長年地元民や観光客に愛されてきたが、時代の変化とともに様々な波にさらされてきた。

  • 「昔に比べて人が減った」
  • 「条例や警察の目が厳しくなった」
  • 「逆に、観光客にはちょうどいいハッテン場かも?」

そんな声も飛び交う今、2025年は沖縄・那覇のハッテン場はどう変わり、どこへ向かっているのか?

沖縄のハッテン場はどう始まり、どう変わってきたのか

沖縄の発展場文化は、戦後の米軍基地周辺のゲイカルチャーから静かに始まったと言われている。

とくに那覇市内の松山・久茂地・栄町あたりには、かつていくつかの目立たないバーや銭湯、アパート一室などを使った非公式な出会いの場が存在していた。

1990年代後半から2000年代初頭にかけては、観光の自由化・LGBTへの理解の進展により、本土からの観光ゲイやアジア圏のバックパッカーたちが那覇に流入。

これにあわせて、パイナップルハウスや、週末のみ開店する涙そうそうのような施設が登場し、一定の盛り上がりを見せた。

一方で、2010年代後半になるとアプリ(9mon、Jack’d、Grindrなど)の台頭により、リアルスペースでの出会いは徐々に減少傾向に。

いわゆるスマホ以前のハッテン文化を支えた古参施設も、集客に苦労するようになった。

それでも、リアルな接触・匿名性・観光ついでの立ち寄りといったニーズは根強く、2020年代には再びあえて行くハッテン場という選択肢としてリバイバルの兆しを見せている。

2025年現在、那覇で訪問できるハッテン場3選

① パイナップルハウス(PH)

老舗サウナ形式の発展場。

4Fがロッカーと談話スペース、5Fにサウナと浴室、喫煙所、ビデオブースがある。

利用者の年齢層は中年〜熟年が多めで、若者の姿はやや少なめ。

スタイルはガウン着用で全裸は禁止。

観光客の立ち寄りにも優しい雰囲気。

📍パイナップルハウス(PH)の詳細・体験レポートはこちら

② 涙そうそう(Bout)

那覇の地下発展カルチャーを象徴する空間。

入場者は18〜50代限定で、長髪・女装・酒気帯びの入場は禁止といった明確な基準がある。

館内は清潔に保たれており、シャワー・鍵付きロッカー・ダークゾーン3室を完備。

金曜夜のイベント「Bout」は特に盛況で、観光客・地元民ともに集まる。

📍 涙そうそうの詳細・体験レポートはこちら

③ 新原ビーチ・みーばるビーチ(ゲイビーチ・野外発展)

野外系・ゲイビーチの発展スポットとして夏場を中心に人気がある。

ルールやマナーを守って利用することが重要。

SNSなどで出会いの約束をしてから訪れるパターンも多い。

📍新原ビーチの詳細・体験レポートはこちら

訪問者のリアルな声から見える沖縄発展文化の今

那覇のハッテン場は観光客にとってもアクセスしやすい場所に位置しており、口コミやSNSで情報を得た人々がふらりと立ち寄ることも多い。

実際に訪れた人たちの声をいくつか紹介しよう。

  • 「パイナップルハウスは昔ながらの雰囲気が落ち着く。常連さん同士の空気も良い意味で緩やか」
  • 「涙そうそうはイベントのときに行ったけど、ちゃんと管理されてる印象。暗闇ゾーンの緊張感がクセになる」
  • 「みーばるビーチは、天気が良いと最高。開放感すごいし、ノンケ観光客もいるからスリルもある(笑)」

ただし、中には「地方特有の閉鎖的な空気」「常連に馴染めなかった」という声もある。

それでも、スマホでは味わえない体験を求めて、今も沖縄のハッテン場には人が集まっている。

那覇のゲイシーンにおける発展場の役割

那覇のゲイカルチャーは東京や大阪のように多様なシーンが密集しているわけではない。

だからこそ、ハッテン場は単なる「抜き場」以上の意味を持つ。

  • 旅行者と地元民の橋渡し
  • アウトサイダーの受け皿
  • マッチングアプリに疲れた人のリセット空間

それぞれの施設には独自の棲み分けがあり、「涙そうそう」は審査的な入場制限がある一方、「パイナップルハウス」はやや幅広い年齢・体型層に開かれている。

特に沖縄という土地柄、観光地ならではの一夜限りの非日常という特性は、東京や大阪の常連型ハッテン場とは異なる魅力を放っている。

法規制と摘発の実態

沖縄に限らず、日本全国でハッテン場に関わる運営・利用には法律との境界が常につきまとう。とくに問題視されるのが以下の点だ。

  • 全裸行為:公然わいせつ罪に問われるリスク
  • 違法薬物・盗撮:発覚時には即時通報と警察介入

とくに那覇では、観光地としての側面から風俗関連の取締りが不定期に強化されるケースもある。

そのため、各店舗では「全裸禁止」「酒気帯び禁止」などのルールを厳格に設けており、スタッフが巡回することで安全性の確保に努めている。

未来展望と利用者の声

発展場の未来は、単に「存続するか否か」ではなく、「どう変化して共存していけるか」にある。

  • 時代に合わせた空間デザイン
  • 健康管理やプライバシー保護の強化
  • SNSでの発信やリアルイベントの開催

また、地方である沖縄では「アプリでは出会えない地元の層に出会える」という利点もあり、引き続き一定のニーズがあると見られる。

実際に、パイナップルハウスでは外国人観光客向けの英語案内を整備し始めており、涙そうそうでも若年層向けイベントの強化が進んでいる。

2025年、沖縄のハッテン場に未来はあるのか?

ハッテン場は「時代遅れの文化」だと揶揄されることもある。

だが、その場所にはネットやSNSでは絶対に味わえない偶然と本能の出会いがある。

沖縄・那覇の発展場は、地元民と観光客の交流点として、また孤独を抱えた誰かの居場所として、これからも静かに続いていくのだろう。

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