上野駅入谷口のすぐにある隠れ家的なコンパクト設計のハッテン場で、仕事帰りや近くのゲイバーで遊んだ後による常連もたくさんいます。
店内にシャワー設備がないので、事前に準備してから入店することをおすすめします。
スタイルはアンダーウェアとなっています。
入店条件については、社交的で自分らしく魅力的な男性なら年齢・体型関係なく、誰でも利用ができます。
ただ、ニューハーフのように女装的な男性の利用はできません。
| 住所 | 東京都台東区上野7丁目 「油そば」の看板が目印の建物 |
|---|---|
| アクセス | JR上野駅入谷口から徒歩3分 |
| 営業時間 | 12:00-22:00(最終受付21:30)土日祝は最終入店時間、閉店時間が早めの場合あり |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 1,200円／1,000円（オープンから3時間以内に入店） |
| 公式サイト | https://iroha-ueno.jimdofree.com |
| SNS | https://x.com/iroha110105 |
irohaの体験談レポート
平日昼下がりの上野。
パンダグッズを抱えた観光客をすり抜け、俺は「入谷口」へと向かっていた。
目的はただひとつ——
irohaなる、都市のすき間に生まれた小宇宙に潜入すること。
Googleマップに表示される点は、古びたビルの６階。
エレベーターなし。
階段の途中から、すでに空気が濃くなる。
これは、たしかにハッテンの匂いだ。
扉を開けた瞬間、感じたのは「ここ、狭い」。
だがその分、濃い。
まるで四畳半フォークの裏返し。
狭さが、密度の高さを約束している。
逃げ場のない構造は、快楽の回避不可能性を孕んでいた。
設備は最小限、だが工夫は最大級
irohaに豪華さを求めてはいけない。
ここは、機能美とエロの融合体である。
まず、ロッカーの横にある洗面スペース。
やたらと清潔だ。
うがい薬も、おしぼりも季節で温冷調整されており、こういう細部に魂が宿る。
だが——シャワーはない。
しかしそれも、この店の戦略なのかもしれない。
すぐ始めることが前提の空間。
つまり、準備より発射を重視する。
これが、iroha流のミニマリズムだ。
男たちの密集度とエロ濃度
三畳一間ほどのメインフロアに、スリム、ガチムチ、外国人、毛深い中年……
とにかく多種多様な素材が詰まっている。
裸の者、パンツ一枚の者、ジャージのままの者。
だが共通しているのは、そのやる気。
昼間からこの密度。
エロスのサラダボウルだ。
誰かが座れば、すぐ隣に誰かが密着する。
目と目が合えば、そこはもう契約成立の合図。
静かに手が伸び、タッチの応酬が始まる。
個室は少なめ。
それゆえ、公共スペースでのハッテンが主流。
何とも大胆な構造だが、これが妙な連帯感を生む。
観客であり、当事者。
視姦されながらの接触。
どこか昭和の銭湯のロマンを背負った共犯的な空間なのだ。
ある午後、三人の手に同時に触れられた
私がいた時間帯は、まさに黄金の午後だった。
たまたま座ったソファーで、まず隣の青年が私の太ももを撫でる。
そして目の前に立っていた男が、ジッと見つめながら股間を手で覆う。
そこに、もう一人が背後からそっと耳を舐めた。
私の中で、「選択」という概念が死んだ。
三人が同時に動く。
誰かがキスし、誰かが揉み、誰かが見る。
いや、ここは誰専尺犬の王国なのか？
irohaという変態の精密機械
上野の裏手に、こんな“密室的快楽装置があるとは。
狭い空間を最大限に活用し、衛生管理も意識し、
なおかつ全体がエロスのベクトルにチューニングされている。
まるで、精密機械のようだ。
irohaという名前が、あの日本語の始まりを示す音節から来ているとすれば、
ここは「性欲の初級編」でありながらも、「達人だけが楽しめる詰将棋」でもある。
一手間違えば、全員に見られている。
だがそれこそが、ここの最大の魅力だ。
退場、そして心に残った余白
階段を降りながら、私は妙に静かな気分になっていた。
ハードプレイがあったわけではない。
ただ、異様に濃かったのだ。
上野の雑踏に戻ると、あまりの喧騒が逆に遠く感じる。
irohaの中では、時間が圧縮されていたのだろう。
エロスという名のレンズで現実を凝縮する。
「性とは何か？」を極小空間で問い直す装置。
iroha——
それは、変態たちのための最小にして最強の劇場である。
